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毛糸の雑学〜その1

織り物でも大活躍ですが、編み物では絶対外せない素材。そして、編み物の持ち味である、暖かさとフィット感が、作品の良し悪しを決めると言っても過言ではない、その代表選手といえば『毛』ですよね。その中でも真っ先に浮かぶのが羊毛ではないでしょうか。

人が、羊が食用としてだけではなく、その毛を衣服などにも利用できることを発見し使用され始めたのは、紀元前2200年くらいからだとか。現在のイラク辺りだそうです。以後各地へ広がり、さらに良質の羊毛を採取するために品種改良され、良質の毛を持つ羊が育てられるようになったのです。
  
ちなみに、現在「ウール」と言えば、一般的には『メリノ種』の羊毛の事を指します。日本に輸入される羊毛の約80%もメリノ種なんですよ。
  
さらに『メリノ』の代表的なものとしては
「オーストラリア・メリノ」です。これはあらゆる羊の中で、最も白い毛で細く、規則正しい縮れを持っており、しかも丈夫でしなやかな風合いなのが特徴です。
また「フランス・メリノ」はバルキー性には富みますが、品質の問題もあり、廉価である事から布団の原料として、その多くが利用されているんだそうです。
さらに「ニュージーランド・メリノ」は他の羊に比べ、成長が遅く、出生率も低い事から産毛量は多くないようです。
この他、有名な羊毛に『ラム・ウール』がありますが、これは「子羊の毛」のことで、生後6、7ヶ月以内の羊から採取されたもので、この毛の特徴は細くて柔らかい毛です。AmiAmiにもこのラムを100%使った素材がありますが、本当に柔らかで、肌が弱い人にもこれなら安心してご利用いただけると思います。
  
また『英国羊毛』も良く見かけますね。これは英国で取れた羊毛の総称です。変化に富んだ気候風土の影響で、毛質がワイルドなタッチのものが多いのが特徴です。

  
また『獣毛』と言う単語も耳にする事が多いですね。これは羊以外の動物の毛の総称です。
その種類は、後に書きますが大変多いのです。
  
では『ウール(羊毛)』と『獣毛』の違いは何だと思いますか?それは『毛が縮れているかいないか』なんです。つまり羊毛は、繊維の表面がうろこ状に包まれているため、柔らかい縮れがあるのですが、獣毛の場合はそれがないため、表面はツルッとして光沢があるのです。
  
ただし、英語の『ウール(Wool)』は、公義では『綿上の繊維』を指しているので、羊毛に加え、カシミアやアンゴラ、アルパカ、キャメル、ラマなどの高級獣毛までを含め、幅広い意味で使われています。
  
ちなみに、獣毛で代表的なものといえば『モヘア』これはアンゴラ・ゴートという山羊の毛で、絹のような光沢があり繊維が長い特徴があります。『カシミヤ』はカシミヤ・ヤギの毛。柔らかさ、暖かさに優れており『キャメル』はフタコブラクダの毛。カシミヤより繊維が太いのが特徴です。『アルパカ』はラマ属の動物の毛。手触りが滑らかで弾力があり、繊維が大変長く光沢もあり、しかも丈夫です。『アンゴラ』はアンゴラ・ウサギの毛。ソフトで軽いのが特徴です。白いものほど価値が高いとされますが、毛が抜けやすいのが難点です。
  
一言で『毛』と言っても、本当にたくさんの種類があるんですね。


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