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ニット製品の作られ方
1920年代、シャネルによって、ファッション性を取り入れたジャージー製の婦人服が登場するようになり、それまで、手づくりの作品として親しまれてきたニット製品の工業化が進むことになりました。
現在では、アパレル産業という仕組みの中で、さまざまな情報をベースに、製品が作り出されていて、作業も分業化が進み、現場では製造工程や縫製などの知識が必要とされるようになってきています。ちょっと知っておくと、実際にニット商品を買う時や、通販番組を見ているときなどに役立つ事もあると思いますので、ご紹介しておきましょう。
まず、ニット製品は一般的に、糸巻きから始まって、柄作り、編み立て(または編成)、裁断、縫製、襟付けや、かがり(始末)といった仕上げ、検品など、10〜15工程くらいの過程で製品化されているようです。もちろん、編み立てや、裁断の仕方などによって製品の作り方や仕上げの工程は変わります。
また、ニット製品の作り方は、大きく分けて2つあります。成形編商品(ファッションニッティング商品)と裁断縫製商品(カット&ソー/カット&リンキング)です。
・成形編商品(ファッションニッティング商品)
成形編みは「フルファッション」「シェーピング」とも呼ばれ、横編み機などによって編み目を増減しながら前・後身頃、袖などの各パーツを型紙どおりに編んでいきます。各パーツのほとんどは、リンキング・マシン(縫い目を目立たなくし伸縮性のある縫製ができる、ニット特有の機械)により縫製し、製品化されます。この形成編みは、編み目が大変きれいなので、高級感があり、比較的高価な素材に用いられる編み方です。
・裁断縫製商品(カット&ソー/カット&リンキング)
裁断縫製商品のカット&ソーは、ジャージーと呼ばれる筒状編地の反物を、型紙通りにパーツごと裁断(カット)し、縫製(ソー)して作った製品のこと。シルエットの創作が自由にでき、大量生産に向いています。ただし、裁断によるカット・ロスが出てしまうことが欠点です。
カット&リンキングは、襟や前立てなどの付属部分をリンキング付けしたもの。成形編みの品の良さとカット&ソーの合理性を併せ持っている編み方です。
・その他
インテグラル・ニット
成形編みと同様に、各パーツは型紙通りの形に編み上げ、それに加えて前立てやポケット、ボタンホールなどの付属部分も同様に編み込んでいきます。付属品の縫製が必要ないため、リンキングや縫製作業の省略ができ、編地のカット・ロスも軽減できます。
無縫製商品
ホールガーメントとも呼ばれる無縫製商品は、あるメーカーが独自に開発した世界初の革新的な編み機によって編まれます。この機械は、すべてのパーツを一気に編み続け製品を作ります。筒状ニットを基本としており、縫い代のないシームレス状態のため“ごろつき”感がなく着心地感が非常に良いのが特徴です。
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