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ニットの縫製

一般的に縫製と言えば、家庭用ミシンなどの本縫い(=直線縫い)をイメージしますね。でも、ニット製品の場合は、本縫い以外の縫製が過半数を占めています。

編み地は、伸び縮みするので「環縫い」と呼ばれる伸縮性のある縫製が多用されています。また、この環縫いに属する縫製で、かがりや継ぎ合わせをする「リンキング・マシン」という特殊な機械を用いて行う縫製も、ニット特有のものとして知られています。

●本縫い
布帛(ふはく)地の縫製でおなじみの本縫いは、家庭用ミシンと同じ原理の縫い目です。伸縮性の必要のない箇所に使われます。

●環縫い
ループが連続して線状に構成される伸縮性のあるステッチです。針糸が1本だけの単環縫いと、上下2本の針糸で二重の縫い目の二重環縫いがあり、強度に優れる二重環縫い方が、広範囲に使用されています。

●扁平縫い
フラットシームと呼ばれています。平らな状態に縫うことができ“ごろつき”感がありません。伸縮性に富み、強度に優れた確実な縫い目を作ります。

●オーバーロック
伸縮性のある編み地に適合した、丈夫な裁ち目かがりによる縫製です。2枚の編み地の合わせ縫い、編み地の端のほつれ防止、裾引き縫いなどに用いられます。複数本の糸を使って縫製します。

●リンキング縫製
ラウンド・ネック・セーターなどの襟の付属周りをかがっている、チェーン・スッテッチ状の縫い目が「リンキング縫製」によるものです。編み地のループ同士をかがり縫いする方法のため、縫い目が編み地に順応し、伸縮を可能にします。縫い代がないため、すっきりとした仕上がりになります。


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