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リネンとラミー…麻の雑学(2)

麻の雑学(1)でもちょっと説明しましたが、元々は全く異なる植物のリネンとラミー。ですから実は、原料となる茎の表皮の繊維そのものも、違いがあるんですよ。

まずは繊維の長さですが、平均的にリネンは短く、ラミーが長いのです。そして太さもリネンの方が細く、ラミーの約半分です。
繊維にするときにも、ラミーの場合は、繊維を束ねているペクチンと言うものを除去して普通は完全に単繊維化するのですが、リネンの場合は繊維が短いので完全には単繊維化せず何本かの繊維が束ねられたままの状態で使用されます。

これらの繊維の長さや太さ、繊維の形状の違いは水分の吸収や発散に優れた涼感があるなどの特性を共に備えながらも、どちらかと言ったら、リネンの方がソフトでしなやかで、ラミーのほうはコシがあり触ったときにさわやかな感じがする、と言った違いを感じるのです。

また、繊維にコシがあって、さわやかなシャリッとした風合いがあることを『シャリ感がある』と言いますが、麻はそのシャリ感に優れていますね。ただ、反面、弾力性の乏しいためにシワになりやすいとか摩擦で白化(白っぽく)なりやすいなどの欠点もあります。それで特にシャリ感の強いラミーでは防シワ加工やソフト加工が進められてきました。

これらの加工法は、カセイソーダの溶液を使用し繊維に膨らみを持たせたり、ゴム質であるペクチンを出来るだけ残す事で、生成りの色が出ると共に光沢やソフト感に優れたラミーが生まれました。
そしてリネンでは、普通、繊維の太さが人間の髪の毛の2〜3倍のところでしたが、このラミーの加工法のおかげで、ソフト感を備えた上で人の髪の毛程度の太さまでの細さのラミーが出来るようになり、商品利用の幅が広がってきたのです。

ちょっと複雑で、なじみのない話でしたので、難しいところもたくさんあったかもしれませんが、こんないろいろな研究のおかげで、いろいろな素材が開発されてきてるのですね。
これから、どんな素材が登場するのか楽しみになってきますね♪


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